商売繁盛の神さま
全国には商売繁盛のご利益があるとされる神社が数多くありますが、一般的によく知られているのがお稲荷さまとえびすさまではないかと思います。
ここでは、お稲荷さまとえびすさまについて調べてみました。
お稲荷さまについて
お稲荷さまをお祀りする神社は、京都の伏見稲荷大社を総本社として全国各地に約3万社あるといわれています。
お稲荷さまは「稲が生る」ということと、お祀りされている「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」が穀物の神さまであることから稲を司る五穀豊穣の神さまとして信仰されていました。
商売繁盛の神さまとして信仰が深まったのは、江戸時代に入って商業が盛んになってからのようです。
稲荷大神が稲荷山にご鎮座になったと伝えられる2月の初午には、商売繁盛などのご祈願のために多くの人がお稲荷さまに参拝します。
この日に参拝することは「初午詣」「福参り」とも称され、特にご利益があるという信仰もあるようです。
えびすさま
えびすさまといえば、七福神を連想される方もいるのでしょう。
また、福の神であることからも商売繁盛の神さまとしての信仰を集めています。
えびすさまをお祀りする神社は、兵庫県の西宮神社を総本社として全国におよそ3,500社あります。
お正月の十日に行われる十日戎は関西を中心に行われている祭事で、商売繁盛を祈願するため多くの参拝者で賑わいます。
さて、えびすさまという神さまについてですが、元々は漁業の神さまで「えびす」と称される神さまは複数存在します。
その多くは、日本の神話に登場するイザナギとイザナミの子である蛭子命(ひるこのみこと)や、大国主命(大黒さま)の子である事代主命(ことしろぬしのみこと)として神社にお祀りされているようです。
ちなみに、西宮神社には蛭子命がえびすさまとしてお祀りされています。
- 次のページへ:七五三について
神社ナビのおすすめ神社一覧はこちら。
今日のお勧め記事 ⇒ 玉串について
神社でご祈祷を受けたことがある人なら経験があると思いますが、神道ではご神前に玉串を奉って拝礼する儀式があります。 あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、この玉串は神社での祭事や参拝において、欠かせないものといえます。 玉串とは 玉串(たまぐし)とは、榊の枝に紙垂(しで)を付けたもので神社のご神殿において拝礼する際に神さまに捧げるものです。 神さまにお供えするということでお米やお神酒などのご神饌と同じような意味を持つと考えられますが、祭事の中で手にとり気持ちを込めてお供えする
当サイトに掲載されている神社情報などは、記事執筆時の情報です。最新情報はオフィシャルサイトにて確認していただければと思います。