神社の鳥居について
神社にお参りに行くと私たちは必ず鳥居をくぐって参道を進みます。
地図記号では鳥居が神社を表わしているように、鳥居といえば神社を連想させるほど一般的です。
では、この鳥居がどのようなものなのかについてみなさんはどれぐらい知っているでしょう。
鳥居の意味
鳥居は神社の外と内との境に建てることで、鳥居の先が神さまのお鎮まりになる聖域であることを表わしています。
ときどき山の中腹などにお社がないのに鳥居だけが建っているのを見ることがあります。
これは、山など自然物そのものがご神体としてお祀りされているか、神さまの依代として崇められていることを示すために建てられています。
その起源は諸説ありはっきりとはしないようですが、天照大神が天の岩戸にお隠れになった際に出てきていいただこうと鳴かせた鳥が止まった横木を鳥居の始まりとする説などがあります。
またその語源にも「通り入る」や「鳥が居る」などの言葉が変化して「鳥居」になったといわれています。
余談ですが神社の象徴ともいえる鳥居ですが、天皇の御陵や寺院に建てられていることもあります。
鳥居の種類
ひとことで鳥居といっても、材質や形など鳥居もさまざまで神社によって違いがあります。
その種類ははっきりしているわけではありませんが、60種類以上ともいわれています。
鳥居の形で代表的なのは神明(しんめい)鳥居と、明神(みょうじん)鳥居があります。
まず、神明鳥居は鳥居の上部の横柱がまっすぐになっているのが特徴で、明神鳥居はこの横柱の両端が剃り上がっているのが特徴です。
他にも稲荷神社に代表される朱塗りの稲荷鳥居など特徴的な鳥居もあります。
どのような鳥居であっても、そこをくぐると外とは違う神聖な気持ちになれるような気がしませんか。
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