玉串について

神社でご祈祷を受けたことがある人なら経験があると思いますが、神道ではご神前に玉串を奉って拝礼する儀式があります。
あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、この玉串は神社での祭事や参拝において、欠かせないものといえます。
玉串とは
玉串(たまぐし)とは、榊の枝に紙垂(しで)を付けたもので神社のご神殿において拝礼する際に神さまに捧げるものです。
神さまにお供えするということでお米やお神酒などのご神饌と同じような意味を持つと考えられますが、祭事の中で手にとり気持ちを込めてお供えすることで、神さまへの敬意を表すとともにご加護をいただくという格別な意味を持っていると言えるでしょう。
玉串の由来については、神話の天の岩戸隠れが始まりともいわれています。
天照大御神が天の岩戸に隠れた際に、神々が玉や鏡などを付けた真榊を手に大御神が出てくるようお祀りしたという記述があります。
語源にもいくつかの説があり神話の記述から玉をつけたので「玉串」というものや、真榊が神の依代であることから「霊串(たまぐし)」であるというものもあるようです。
いずれにしても、玉串は神と人とを結ぶ役割を果たしているのではないでしょうか。
玉串拝礼の作法
玉串をご神前に捧げて拝礼する儀式を玉串奉奠(たまぐしほうてん)といいます。
玉串奉奠は神社のご祭礼で神職が行う以外にも、一般のご祈祷の際や神前結婚式などでも登場します。
その作法は次の通りです。
まず、神職から手渡された玉串の根元を右手で上から持ち左手を下に添えます。
このとき玉串は胸の高さに捧げ持つようにします。
次にご神前に置かれた机(案)の前に進み一礼します。
玉串を立てて左手を右手の位置まで下げ、玉串に祈りを込めます。
もう一度玉串を回し根元をご神前に向けてお供えします。
最後に二礼二拍手一礼の作法でお参りします。
あまり細かい部分まで記憶する必要はないかもしれませんが、いざという時に戸惑わなくてもいいようにだいたいの流れを覚えておくとよいうのではないでしょうか。
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